こんにちは。クレールです。
ゴルフのルールは複雑すぎて100%理解できている人はほとんどいません。
ゴルフのルールが定められているゴルフ規則は268ページあるので読むのも大変。
プロでも判断に迷うときは審判的な人にどうすれば良いか聞いています。
ただ、試合に出るわけでなければ基本のルールさえ押さえておけば大丈夫です。
その最低限を今回はお伝えしたいと思います。
OB(オービー)
out of bounds 略してOBです。
ゴルフ場には白い杭が打ち込まれており、白い杭の外にボールが出たらOBとなります。
OBエリアにボールを打ってしまった場合はもう1度その場所から打たなくてはなりません。
前に進むことさえ許されない過酷なルールであります。
OBを打ってしまってもプレーを速やかに進められるようにポケットには予備のボールを入れておくようにしましょう。
ボールの落下地点へ行ってみたらボールがOBエリアで発見された。そんなケースはよくあります。
試合などで運用する正式なルールでは打った地点へ戻って打たなくてはなりませんが、試合でない仲間内のラウンドの場合は2打付加してボールがあったところ近くのフェアウェイから打つことが認められています。
OBはボールは無くなるしスコアは増えるし最悪です。なるべく打たないようにしましょう。
池に入ったら
池は低いところにあります。
ボールは低い方へ転がりますのでよく入っちゃうんですよね。
池の周りには赤い杭が打たれていて、水があろうがなかろうが、赤い杭の中は池とみなされます(正式にはレッドペナルティーエリアといいます)。
池に入ってしまった場合の処置は4種類あります。
そのまま打つ
打てそうならそのまま打ってもかまいません。
そのまま打つ場合はペナルティーはありません。
石川遼がプロ初優勝をした試合では、最終ホールで池の中から打ちました。
ただ、危険も伴うのでおすすめはできません。
池を横切ったところからクラブ2本分以内の範囲にボールをドロップし、1打付加してそこから打つ。
池に入ってしまったところから打てるルールです。
池に入ったところから打っていいですよ。だけどあんまり遠くに行くとずるいからクラブ2本以内の範囲から再スタートしてくださいね。池からボールを出したってことで1打付加してくださいね
ってことです。
OBとは違い前進できるところがまだましなルールです。
※ドロップとは膝の高さからボールを落とすことです。
このメリットは時間短縮と前進できること。
デメリットはラフ(芝が長いエリア)から打つことになること。
池の周りは芝が長めになっていることが多いです。芝が長いと打ちにくくなります。
そこが厳しいところです。そこで次の処置
池を横切ったところと、ピンを結んだ線上にドロップし1打付加し、そこから打つ。
「池に入ったところからまっすぐ後ろに下がって打っていいですよ」そんなルールです。
これも池から拾い上げたってことで1打付加します。
これならフェアウェイから打てる場合があります。
さらに好きな距離から打てるので、自分の得意な距離まで戻って打っても良いのです。
70ヤードが得意な人はピンまで70ヤード地点まで下がって打つことができます。
これは覚えておきましょう。
元の場所から打つ
OBのときと同じで元の場所から打つことも許されています。
この場合も1打付加してください。
バンカー
バンカーは嫌なものです。
1発で脱出できるようになったら一人前と言えます。
それほど難しい。
バンカーで気を付けることは1点だけ。
打つ瞬間以外でクラブを砂につけてはいけません。
ボールがないところであればまだ良いのですが、ボール周辺の砂に触れると「打ちやすくするために手を加えた」として反則になります。
初心者の場合は無意識でクラブが砂についていて見逃されますが、一応知っておきましょう。
人工物からの救済
道路の上や排水溝の上、電灯の下やフェンスなど、人工的に作られたものがじゃまになってスイングできないときは移動して打つことができます。
道路の上から打ったらクラブが傷ついてしまいますからね。
人工物がじゃまにならずにスイングできる場所で、グリーンに近づくことなく、もとの場所に最も近い場所を探します(その場所を救済のニアレストポイントと言います)。
その場所から1クラブ以内の場所にボールをドロップしてそこから再開してください。
この場合は打数を加算せずにプレーを再開できます。
打順
1打目は前のホールのスコアが良い順に打ちます。
1番ホールの場合は前のホールがありませんのでくじ引きします。
コロナの影響でくじが撤去されているケースもあるので、その場合はじゃんけんとか年齢順とか適当に決めてください。
2打目からは原則グリーンから遠い人から先に打ちます。
自分より遠い人がカートに戻ってクラブを取りに行ったなんてときは、「先に打ちます」と言って先に打ちましょう。
ゴルフでは時間短縮が必須なので、安全面に問題がなければ準備ができた人から打つことが推奨されています。
OK
グリーン上でボールがカップまで50cm以内(目安)に止まったときは、同伴者から「OK」と声をかけてもらえることがあります。
OKとは「かなりカップに近いから次は確実に入るでしょう。時間短縮のために次の1打で入ったことにしてOKですよ」の略です。
4打目でOKをもらえたら、その次で入ったってことで、そのホールは5打で記録しましょう。
OKの1打を加算し忘れないように注意してください。
OKをもらえる距離は同伴者の主観です。先ほど50cmが目安と書きましたが1mでもOK出してくる方もいます。
また「OKでいい?」と強要してくる方もいます。
その辺りは空気が悪くならないように対応していきましょう。
OKをもらうと、カップにボールが入ったときの音を聞くことができないので寂しくもあります。
その他ローカルなルール
正式なルールではないのですが、仲間内で取り入れらてているローカルルールがあったりします。
「トランプの大富豪(大貧民)じゃないんだから、新しいルール作るなよ」と思いますが、年長者とラウンドしているとそんな指摘できないので受け入れるしかない場合もあります。
OKとときと同様空気が悪くならないように対応しましょう。
今までに私が体験したものを紹介します。
パーの3倍以上のスコアはない
例えば、パー4で15打打っても12打で記録するといったルール。
だだし、これは2019年のゴルフ規則の改正で「最大スコアを設けることができる」ようになったのでギリギリセーフかもしれません。
棄権したらそのホールはパーの3倍の打数を記録する
これも上に近いのですが、「もうこのホール棄権する」といい3倍の打数を記録する人がいました。
3倍って何なんでしょうね。そこまでやるなら2倍でもいいですが。
ボールが見つからないときに1ペナで再開する
「絶対にこの辺にあるはず。OBなわけないから1ペナでいい?」
そんな感じで聞かれることがあります。
それぐらいおまけしてもいいと思っているので「いいよ」といつも答えます。
ボールが見つからないときにノーペナで再開する
「キャディーがいないからボール見つからなかったらノーペナで再開な」と言われたことがあります。
その人の言い分としては「俺は歳だから目が悪いんだよ」
他人のスコアなんてどうでもいいので「わかりました」と言っておきます。
ゴルフは自分との勝負ですからその人がいいならそれでいいんです。
6インチリプレース
6インチ以内にボールを置きなおして良いというルール。
これは全国的に知られているのでやったことがある人も多いでしょう。
私は基本的にはやりませんが、勝負がかかっているときはやることもあります。
まとめ
今回は以上となります。
268ページのルールを覚えるのは難しいですが、少しずつ覚えていきましょう。
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