こんにちは、クレールです。
スポーツを見ていればどんなスポーツにも名勝負・名場面があります。
野球でいえば1992-1993の西武対ヤクルトの日本シリーズ。
サッカーでいえば1997年のジョホールバルの歓喜
もちろんゴルフにもあります。
今回は私の独断でゴルフの名場面を7つピックアップしました。
神7ってことでお願いします。
選考基準は私の好みですが、生放送で勝負を見届けたものに限定しました。
なのでジャンボ尾崎とかはなし。2013年以降になります。
第7位 宮里優作チップインで涙の初優勝
2013年 ゴルフ日本シリーズJTカップ
最終ホール18番。
最終組の宮里優作は2位に3打差をつけていてダブルボギーでも逃げ切れる展開。
パー3のホールなので5打以内でホールアウトすれば優勝できる。
そのため優勝は間違いないとみられていた。
第1打 グリーンを外れる
第2打 アプローチがトップしてしまいグリーンに乗せられず
このときボールはカップによりにくいところにありました。
JTカップが行われている東京よみうりカントリーの18番グリーンは激むずで有名で、プロでも3パットが珍しくないグリーンです。
3打目での乗せたとしても3パットすればプレーオフになってしまいます。
実は宮里優作はこのときのJTカップで最終日最終組は16回目。
過去15回の最終日最終組がありながら優勝は1度もありませんでした。
最終日(4日目)は、3日目までの順位の良い2位までまたは3位までの選手が最終組になります。
今回も最終日最終組で優勝を逃してしまうのか?そんなことが観衆の頭に浮かびます。
そして第3打 なんとアプローチがそのままカップに吸い込まれてパーでホールアウト
見事に優勝を決めました。
プロになって11年目。ついに頂点に立ちました。
この後2017年には賞金王になり、2018年にはマスターズ出場と階段を上がっていくのでした。
苦労しても続けていくことの大切さ。宮里優作からはそんなことを教えてもらいました。
当時の記事はこちら → https://news.golfdigest.co.jp/jgto/3203/article/47611/5
第6位 石川遼”高速道路”を使ってプレーオフ勝利
2019 日本プロゴルフ選手権大会
2016年にRIZAP KBCオーガスタで優勝して以来3年ぶりの優勝。
2017年にアメリカから撤退し日本に帰ってきたものの腰痛などの影響もあり優勝から遠ざかる日々。
それでも2018年、2019年は選手会長を務め、ゴルフ界を盛り上げようと奔走。
そんな彼をゴルフファンは応援し続け、優勝を待ち望んでいました。
2019年5月の中日クラウンズでは腰痛のため途中棄権。さらにその後の試合も棄権。
2019年も石川遼の優勝は見られないのかと思っていたところのこのニュースでした。
この大会は大雨のため日程が詰まり、最終日に36ホールをラウンドするタフな日程になりました。
しかもプレーオフ。故障明けの石川遼にとってはかなりきつかったと思います。
プレーオフのティーショットがカート道路にはねて距離を稼いだことが勝利につながりましたが、そんな運が降ってくるのもこれまで努力してきたことのご褒美なのか。
やっぱり石川遼が優勝すると盛り上がるよね。がんばってほしい。
第5位 畑岡奈紗17番ホールの2オン
2016 日本女子オープンゴルフ選手権
私の意見としては、この試合がこの10年で最もゴルフ界が盛り上がった試合だと思う。
その中心はもちろん畑岡奈紗ですが、それ以外でもトップ10にアマチュアが3人が入りました。
怖いもの知らずでどんどん攻めてくる10代のアマチュア、アマチュアには負けられないプロとしてのプライド。そこがぶつかり合い、接戦になり熱い戦いになりました。
順位もどんどん入れ替わり見ごたえ十分です。
終盤3ホールで畑岡奈紗と堀琴音が並びます。
16番で畑岡がボギーを打ち1歩後退。
17番ホールは最終日は64人中25人しかパーがいない難関ホール。
通常営業ではパー5のところパー4に変えていたんですね。
ティーショットが狭いんですよ。↓こんな感じ
左の林に入れたり、右の川に入れたり。難しいホールです。
フェアウェイに置いてもグリーンの手前は池。
なかなか2オンを狙えるホールではありません。
私は1打目から6番アイアンで刻みました。
そこを畑岡は残り211ヤードからスプーンを振りぬいて2オン。
堀はここを刻んで3オンでボギー。これでイーブン。
最終18番で畑岡が下りのバーディーパットをねじ込んで決着しました。
18番のねじ込みもすごかったですが17番の2オンが印象に残っています。
この勝負が好きすぎて烏山城へラウンドしに行きました。
2021年も烏山城で女子オープンがあるようなので今から楽しみです。
第4位 申ジエ勝負を決めるスーパーイーグル礪
2018 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ
イジョンウン6が3日目終了時点で2位に4打差をつける圧倒的リード。
それを申ジエと鈴木愛が追い上げ、9番ホールまでに1打差になります。
そこから接戦が続き、16番ホール終了時には鈴木愛がトップで1打差に申ジエ、イジョンウン6の韓国勢が追いかける展開に。
17番。申ジエは残り224ヤードからスプーンであわやアルバトロスというスーパーショット。
1メートルにつけてイーグル。鈴木愛を逆転。そのまま逃げ切り優勝しました。
公式戦の終盤の優勝争いの中であのスーパーショットを打つ。しびれますね。
2018年のLPGAアワードでベストショットとして表彰されています。
映像をJLPGAが管理していないのでこの映像は違法アップロードをしているものでしか見ることができません。映像の管理問題を早く解決してアメリカのツアーのようにいいプレーを何度でも見られるようにしてほしいですよね。
番外編
私がゴルフをはじめる前の中のスーパープレーを番外編として紹介したいと思います。
タイガーチップイン
2005 マスターズ
マスターズ史上最も美しいショットと言っても過言ではないでしょう。
これが優勝争いの中で打てるんだから驚愕です。
第3位 イボミ前上がりからインテンショナルスライスでバーディゲット
2016 ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ
18番ホール。イボミが飯島茜と柏原明日架を1打差で追う展開。
イボミのティーショットは右のラフへ。問題ないかと思いきや松の木が邪魔で直接ピンを狙いない場所にボールがありました。
ラウンドリポートでも
「ピンそばはノーチャンスです」
「いいところに運んで3打目をチップインするしかない」
「つまさき上がりでスライスがかかりにくい」
とマイナス情報ばかり。
これは厳しいかと思われましたが、つま先上がりの中スライスで10ヤード曲げるスーパショット。
キックにも助けられあわやイーグルのスーパーショットになりました。
このバーディーで追いつきプレーオフへ持ち込み、4ホールのプレーオフを勝ち切る見事な逆転優勝でした。
このスーパーショットは2016年のLPGAアワードのベストショットになりました。
美人プロのキムハヌルが途中までトップだったので真剣に見ていたのでよく記憶に残っている試合です。
柏原明日架はこの試合を含めなかなか勝てませんでしたが2019年にようやく優勝できました。よかったよかった。
第2位 渋野日向子の全英制覇
2019 AIG全英女子オープン
宮里藍のあとはイボミが日本のゴルフを盛り上げてくれましたが、待望の次のスターが誕生した大会です。
もう語るまでもないかもしれませんね。
仕事帰りに飲み屋で序盤戦を見ていたときは4パットしちゃって「ダメか」なんて思ったものです。
家に帰ってきて続きを見ていたら優勝争いに踏みとどまっているではないですか。
それで12番のワンオンへの挑戦。
ティーイングエリアが前に出ているとはいえグリーン手前まで250ヤード。
ギャンブルともとれるショットが池を越えてワンオン!
バーディで優勝がちょっと見えてきました。
そして最終ホールの強気パット。
ニコニコしていて見ていて清々しいですね。
男子の石川遼、女子の渋野日向子とゴルフ界の顔が決まった瞬間です。
ゴルフ人気回復のためにがんばってほしいですね。
2019年7月の資生堂レディスで渋野プロを見ました。ニコニコしていてハイタッチしていたのが印象的でした。全英でもハイタッチが話題になりましたね。コロナの対策でハイタッチは消滅しちゃうんでしょうね。その点はさみしい限りです。
第1位 タイガーウッズのバウンスバック
2019 ZOZOチャンピオンシップ
2019年のZOZOでタイガーウッズ見たんでね。入れたかったんです。
見に行った人はこの気持ちわかってくれますよね?
観戦した中で最も興奮したのが第4ラウンドの5番ホールです。
タイガーは4番ホールでボギーをたたいてしまいます。
その次の5番ホール。池越えのショートホールです。
タイガーがティーショットを打ち、ボールがピンそばについた瞬間ゴルフ場が揺れましたね。
とんでもないボリュームの歓声がでした。
私も思わず「ウォー!!」と叫んでいたと思います。
そのままタイガーは逃げ切って優勝。
通算82勝目となりました。
タイガーウッズ見られてよかったです。
まとめ
松山英樹が入らなかったですね。
1番好きなショットは、2016の三井住友VISAマスターズ、最終日13番203ヤードのショートでホールインワン並みのショットです。
圧勝だったんで名勝負としてはランキング外にしました。
松山みたいなアイアンショット打ちたいですね。体がちぎれちゃうかもしれませんが。
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